炭酸カルシウムは、数あるカルシウム化合物の中でも、最もメジャーな部類に入ります。ここでは、炭酸カルシウムの特徴や、その最前線の用途などについて紹介しますので、皆さんの参考にして頂ければ幸いです。

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炭酸カルシウムの特徴

炭酸カルシウムは、化学式CaCo3で表される白色の固体です。炭酸カルシウムは中性の水にはほとんど溶解せず、塩酸などと反応して二酸化炭素を放出します。しかし炭酸カルシウムは、酸性の強い水には溶けるという特徴があります。例えば石灰水にストローなどで息を吹きかけると、息に含まれていた二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムが沈殿します。また熱を加えると、酸化カルシウムと二酸化炭素に分かれるのも特徴の1つです。

炭酸カルシウムについてのあれこれ

炭酸カルシウムが主成分となっているもの、炭酸カルシウムの用途やその仲間たちを紹介します。いかに炭酸カルシウムが私たちにとって、身近な存在かわかって頂けるはずです。

炭酸カルシウムが主成分となるもの

・ 貝殻やサンゴ ・ 石灰岩や大理石

炭酸カルシウムの用途

・ ベビーパウダー           ・ チョーク

・ ゴム(消しゴムも含む)       ・ 歯磨き粉

・ 化粧品原料             ・ インク

・ 食品添加物

入浴剤

炭酸カルシウムのなかま

・ 重質炭酸カルシウム:化学式CaCO3で表される、石灰石を砕いて得られる炭酸カルシウムです。

・ 軽質炭酸カルシウム:重質炭酸カルシウム同様、化学式CaCO3で表される炭酸カルシウムで、消石灰にCO2を反応させると合成できます。

・ 生石灰(きせっかい):化学式CaOで表される、石灰石を1000度近い高温で焼いた時に得られる酸化カルシウムです。

・ 消石灰:化学式Ca(OH)2で表される、生石灰に水を反応させて得られる水酸化カルシウムです。

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炭酸カルシウムと自然

自然の中に見られる炭酸カルシウムの代表として、カルスト台地があげられます。カルスト台地とは、石灰岩が雨に浸食される事でできた台地を言います。なぜこのような現象が起きるかは、先ほど紹介した炭酸カルシウムの特徴に原因があります。カルスト台地は世界中に点在していますが、日本では九州・平尾台、青森県・八戸のカルストなどが特に有名です。また自然の中の炭酸カルシウム<カルスト>は、鍾乳洞のような形で存在しているものも多く、当地の有名な観光スポットになっている場合も少なくありません。

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炭酸カルシウム利用の最前線

炭酸カルシウムは、現在ではさらに研究が進み、以下のような応用もされています。

炭酸カルシウム利用の最前線1・リサイクル活性炭

炭酸カルシウムは、建築廃材やモミガラなどと混ぜて、リサイクル活性炭として利用されています。このようにして出来上がったリサイクル活性炭は、水質浄化などに応用されています。今後の環境問題対策には欠かせない物質の1つが、炭酸カルシウムなのです。

炭酸カルシウム利用の最前線2・人工温泉

炭酸カルシウムを入浴剤として利用している事は先ほど紹介しましたが、このメカニズムを温泉に利用し、人工温泉として活用する事もできます。ちなみにその効用ですが、あせも・冷え性・湿疹・リウマチなどがあげられます。

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炭酸カルシウムは、たいへん身近な物質です

このように炭酸カルシウムは、古くから地球上に存在する、私たちにとってはたいへん身近な物質です。また炭酸カルシウムは、現在私たちが利用している様々な物質にも応用されています。これらは炭酸カルシウムの、水に溶けやすいという特徴が大きく関係しています。ですから、今後もっと便利な炭酸カルシウムを利用した発明が出てくるかもしれませんね。

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どうして炭酸カルシウムはこれほど身近なの?

炭酸カルシウムが私たちの生活に密着した物質である事は、先ほどから何度も紹介してきました。しかし、そもそもなぜ炭酸カルシウムはこれほど、私たちにとって身近な物質なのでしょう。これは炭酸カルシウムが、私たち人間の生命活動にわるい影響をほとんど与えない物質である事が大きく関係しています。もう少し簡単に言うと、炭酸カルシウムが地球上に存在していても、何ら問題なく生きていける生物が人間だという事です。

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