乳酸カルシウム

乳酸カルシウムと聞いても、どういう性質の物質なのかすぐにピンと来る方は、少ないのではないでしょうか?しかしその知名度とは反比例して、私たちの生活のいたる所に顔を出し、なおかつ有効な成果を出してくれる、隠れた名物質なのです。

特徴

化学式C6H10CaO6・5H2Oで表される、白い色をした粉末状の物質です。化合物の中では水に溶けやすい性質を持っています。また、全くニオイがないか、あってもわずかにしかしません。主に、栄養剤として使われています。

あれこれ

主成分を形成している物質やその用途には、以下のようなものがあげられます。

用途

栄養剤の他にも、薬の成分としてよく活用されています。同時に、缶詰などの食品添加物やケーキの膨張材としても使われています。

食品表示例

食品に表示される場合、そのまま「乳酸カルシウム」と表記されるのが一般的です。他にも、「乳酸Ca」「調味料(有機酸)」などと表示する事ができます。皆さんも今度スーパーや薬局などに行った時には、成分表示ラベルをチェックしてみて下さい。

L型乳酸発酵カルシウム

先ほど紹介した通り、主に栄養剤としても活用されています。このように健康促進剤として使われた時、最も有名なのがL型乳酸発酵カルシウムです。砂糖大根から取り出した糖分に乳酸を化合し発酵させたもので、以下のような特徴があります。

L型乳酸発酵の特徴1・安全性

L型乳酸発酵カルシウムは、私たち人間の体にとって最高レベルの安全性を持っています。WHOやFAOのような国際機関も、L型乳酸発酵カルシウムの安全性に関しては、太鼓判を押しているほどなのです。

L型乳酸発酵の特徴2・吸収性

L型乳酸発酵カルシウムの水溶液は非常に吸収率が高いため、人体にも効率よく吸収される物質として知られています。L型乳酸発酵カルシウムが、栄養剤として使われている大きな原因の1つです。

薬剤成分として

薬剤としても使われています。このように使われた時には、以下のような効果や副作用があります。

薬剤の効果

薬剤には、不足から来る骨粗しょう症の予防や治療の効果があります。また妊娠時の不足を補うためにも、乳酸カルシウム薬剤が使われます。

薬剤の副作用

便秘や下痢のような消化器系の副作用があります。また頭部や腹部に、違和感をもたらすこともあります。

なかま

最大の魅力は、人間の体に対してダメージが少ないという事です。さらに、乳酸カルシウムを摂取することでカルシウム不足を補うこともできるので、一挙両得な化合物と言えるでしょう。しかしそのものには、1日あたりの理想摂取量に目安があるため、取れば取るほど良い、というわけではありません。あくまでも、程度をわきまえること(服用の際の注意点をよく守ること)が大切なのです。

薬と副作用

例えば歯が痛い時、皆さんは鎮痛剤を限度を超えて摂取した経験はありませんか?薬は飲めば飲むほど効き目がアップするものではなく、ルール通りに摂取して初めて最大の効果を発揮します。全ての薬には副作用が必ずあります。ですから副作用をなるべく小さくするためにも、薬を服用する時には使用上の注意点をよく守らなければなりません。特に子供には、このようなシステムがよく理解できない場合が多いので、親御さんによる適切な指導が欠かせません。